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■ 第八回:「柳妹鳳」 原型制作秘話 / 第三回

予約開始直前と迫ってまいりました、シュラキシリーズ第二弾「柳 妹鳳(リウ メイフェン)

人形の命は顔に在り…。毎回悩みに悩む顔の最重要部、瞳。
フィギュアへの開眼の作業を原型師「河原隆幸」氏に直接聞いてみました!!
 
 

 
■「柳 妹鳳」瞳の彩色方法を語る!
 
小田:
原型制作、基本の塗装も終え、残るは瞳の彩色となりました…。ここが決まるかどうかで、そのフィギュアの良し悪しが決定すると言っても過言ではありません!
そんな大事な作業を、原型師の河原隆幸さんにご説明いただきます!

河原:
奇跡の連続!シュラキの強大なパワーで幸せな日々を手に入れた原型師の河原です。もう手放せない!・・・よろしくお願いします。

小田:
宜しくお願い致します!
  ↑肌色や髪の毛など、基本の彩色まで進んだ「柳 妹鳳」の頭部
   
小田:
さて、彩色見本の完成まで残すところ瞳の彩色のみという状態まで進んだ「柳 妹鳳」ですが…
上の画像の状態から瞳の形状に合わせて描いていくわけですね!

河原:
実は原型の時点では目の形やバランスが曖昧なんです。ですから最終的な「顔」の印象はこの目を描く工程で決まります。目を描く作業はとても緊張します・・・。
まず、まつげと黒目を描いてからある程度の形やバランスなどをあわせて表情と目線を決めます。後は徐々に各部の色を塗りながら微調整の繰り返しをしていきます。 イラストとそっくりにするというのより、描かれているキャラの雰囲気をうまく引き出すように気を使っています。この作業は納得がいくまで何回でも修正します!
 
↑ 瞳の情報が入っていきます… 一番右の画像ですが、瞳にハイライト(白)を入れると急に表情が豊かに! ↑
 
小田:
だんだん「柳 妹鳳」の顔になってきました!
瞳の濃い青の部分にはグラデーションが入ってますね!

河原:
目のイメージがしっかりしてきたら仕上げの工程に入ります。
妹鳳は目がグラデーションになっています。グラデーションは意外に厄介!目の彩色にはエナメル塗料を使用していますので、一度下地を保護してから瞳孔と同じ青色にシンナーを多めに入れて、筆使いだけでグラデーションを作ります。きれいになるまでこの作業を繰り返します。
ここまで来ればゴールは目前!ハイライト、白目の影色、二重のライン、眉毛、口、チークと入れます。
女の子キャラを素敵に見せるためには細かい気配りが重要!左右対称や線の美しさなど細かい気配りが必要です。早く表情が確認したいので焦ってしまいがちですが、この作業は丁寧に行いましょう。そうすればきっとアナタも理想のあの子に出会えるハズ?
 
↑ 完成!どうですか、この再現度!!イラストの可愛さを100%昇華しています!! ↑
小田:
Goodjob!さすが僕らの河原さんだ!良い仕事するぜ!!
眉毛、二重のライン、小さいハイライトで完成ですね!お疲れ様でした。

河原:
お疲れ様でした。大まかに目描きの流れを説明させていただきましたがいかがでしたか?完成品フィギュアは繊細な塗装を量産で再現しています。瞳の色彩方法を知ってると完成品を見る目が変わりますよ。
それと、今回の説明でガレージキット制作の参考になれば幸いです。心の目で描くのです!

小田:
今回ご紹介いたしましたこの瞳の彩色方法ですが、塗装済み完成品のアイプリントもほぼ同様の工程で製造されています。 お手元にあるフィギュアをご覧になっていただけると、重なるプリントでどのように作られているかおわかりになっていただけるかと思います。
この「柳 妹鳳」も、河原さんに塗っていただいた可愛い瞳に近づけられるよう作っていきたいと思います!
 
以上「柳 妹鳳」原型制作秘話はいかがでしたでしょうか?
まだまだ第二弾!今後のシュラキシリーズにもどうぞご期待ください!!
 

 
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